Challenge to Change挑戦×ICTによる“働き方改革”

総合職
ICTインフラ・ソリューション本部
大石 隼英Hayahide OISHI
2017年度入社

MESSAGE

就活時、商社は従来型の商売(トレード)の範囲にとどまらず、未来志向の投資に力を入れる企業が多いと知り、商社を中心に活動。その中で、面接でどこよりも「素の自分」を出せた当社を選びました。面接の数日前に「何か不安はないですか」と聞いてくれたのも、職務適性試験の結果を事細かにフィードバックしてくれたのも当社だけでした。役員から直々に「君はこんな職種が向いている」と言ってもらえた感激は、今も忘れられません。上司や先輩が「自分をしっかり見ていてくれる」、そんな空気を入社後も折に触れて感じます。

映像と音声の両面から
新時代のワーク環境を提示。

自分の席で固定電話を使って顧客と連絡を取り、会議となれば地方拠点から本社に社員が集結――かつて当たり前だったオフィスのあり方が今、大きく変わろうとしています。テレビ会議はもはや常識。固定電話を撤廃する企業も年々増え、在宅勤務や場所を選ばないテレワークも広がっています。私の所属チームは「働き方改革をICTで支える」をテーマに、こうした新しい働き方の実現に欠かせない音声・映像コミュニケーション機器の輸入販売を行っています。携帯だけでなくPCから電話を受けられるシステム構築や、企業間の電話をつなぐ基幹設備、Web会議をより簡単に実現するシステムの提案など、幅広い営業活動を展開中です。単なるモノ売りではなく、コンサルティングまで提供するのが商社の役割。そう自覚し、顧客が求める価値を見極めたうえで、世界中のメーカーから最適な機器を選び抜き、顧客の真のニーズを実現する提案をできるよう、常に心掛けています。ICT業界の動きは非常に速いですが、海外メーカーや販売先、大手キャリアなど、先輩方が築いた人脈をフル活用して得る最新情報は、ネットをしのぐほどの鮮度。確かな情報が多方面から入ってくるので、情報収集がワンテンポ遅れるような場面は、まずありません。

日米の関係者が注視する中、
次世代コミュニケーション環境を
日本初導入。

昨年、日本初導入というエポックメーキングなプロジェクトに関わりました。「固定電話を撤廃してモバイルとPCメインの電話環境に」というオファーを受け、アメリカの大手OSメーカーが新たにリリースしたクラウド上で動くアプリケーションを提案。導入すれば、電話中にシームレスに映像会議に参加したり、途中で参加人数を増やすなど、最初にお話した映像と音声によるコミュニケーションを一挙に実現し、テレワークにも柔軟に対応と、いいことずくめなのですが、課題もありました。ひとつは「社内のネット環境と外部の電話回線をどうつなげるか」で、こちらはヒアリングの結果、基幹設備の導入で解決できました。もうひとつは、この環境については日本での導入実績が一切なかったこと。実はアメリカでの導入実績も希少だったらしく、苦心の末に導入できた時には、OSメーカーと機器メーカーの双方から祝福と労いの言葉をいただきました。ICTの世界は流れが速く、1社が導入に成功すれば他社も雪崩を打ってチャレンジします。年頭のあいさつ回りの際にも行く先々でプロジェクトについて尋ねられ、すでに数件の新規商談が進行中です。今回の件で、市場を活気づける突破口の役割が果たせた。そう思うと、達成感もひとしおです。

担当商材以外にも視野を広げ、
提案の幅をさらに広げたい。

今回のプロジェクトの成功は、私やプロジェクトメンバーだけの活動成果ではありません。先人たちが脈々と築きあげた人脈と信頼があったからこその成功体験です。その信頼を今回、さらに強化できたと思えることが、何よりの喜びです。ともあれ、電話回線を軸とした通信から、クラウドを含めたネットによるコミュニケーションへと、企業のコミュニケーションインフラが劇的に変化する中、ICTインフラ・ソリューション本部の市場は今後も確実に広がります。そのチャンスを逃さないよう、引き続きアンテナを高く張って変化をキャッチし、積極的に経験を重ねるつもりです。加えて、今後は担当商材以外にも視野を広げることを強く意識したいと思っています。というのも、社内で部門を越えた横のつながりを強化し、営業活動の幅を広げる取り組みが進んでいるから。中堅以上の先輩方によるワーキンググループも活発に動いています。上長からも「積極的に参加し、営業活動に生かすヒントを探るように」と、アドバイスをいただいています。業種を問わず、すべての企業がICT領域で何らかの課題を抱えています。商品知識でも人脈面でも、今のうちから横のつながりを広げて、3年後5年後の提案の幅を大きく広げたいと思っています。