マテリアリティの特定プロセス

優先課題(マテリアリティ)を特定するためSDGsタスクフォースを組成し、バックキャスティング思考により、2030ビジョン(ありたい姿)実現に向けて、当社として取組むべき課題や強みを生かせる分野について、以下4つのプロセスで分析・評価を行い、マテリアリティを特定しました。

マテリアリティの4つの特定プロセス

ステップ①:コアコンピタンスの特定

事業を通じて広く社会に貢献するには、自社の強みを生かした独自の価値を提供することが重要と考え、改めてSDGsタスクフォースメンバーにて分析を実施。当社の強みを、「創業約60年で培った経験・専門性・ノウハウを核として、幅広い業界を対象に事業を展開。ステークホルダー目線で様々な課題に向き合い、住友商事グループのリソースを活用して専門性とノウハウの幅を利かせ、お客様を課題解決に導く力」="現場力"と定義しました。2030ビジョン実現に向けて、この強みをもって帰納的にどのような課題に取組めるか検討を実施しました。

ステップ②:2030ビジョンの再確認

マテリアリティ特定段階において、当社の将来のありたい姿である「2030ビジョン」と照らし合わせて、今後どの領域・課題に対して重点的に対応するべきか検討していきます。 そのステップの事前準備として「2030ビジョン」の意味をタスクフォースメンバーで再確認しました。

ステップ③:現状分析

企業活動をバリューチェーンに分解し、サステナビリティ関連テーマが各プロセスにおいて、事業活動・制度としての組込み状況の自己評価と、各テーマの社会の関心度評価(*)をプロッティング図に展開していきました。

ステップ④:マテリアリティの特定

ステップ③で展開されたプロッティング図をもとに、当社の「2030ビジョン」と「コアコンピタンス」を念頭に、演繹的・帰納的な観点で、取組むべき課題を特定していきました。



今後の当社サステナビリティ経営について

現在、当社ではマテリアリティ浸透に関わる各種活動を実施しており、今後はサステナビリティ経営上の経営目標を策定し、これに向けた事業活動を実行していきます。

※上記ステップはSDGコンパスの5ステップを指しています。
https://sdgcompass.org/wp-content/uploads/2016/04/SDG_Compass_Japanese.pdf